こんにちは。草が大好きな毛根です。
特技は、草を植えることと、植えたのち満足して放置から即座に枯らすこと。
実は最近、そんな僕でも成功しつつある植物があります。それは、自宅の裏で誰にも見られないように怪しい雰囲気の中大事に育てているもの。ミントです。
ミントとは、お酒に加えれば夏を乗り切る為の必需品モヒートとかいうシャレオツ満開なカクテルとなり、お湯や水で出せばミントティーになります。ミントオイルを作ることもできれば、無水エタノールを加えることで虫除けになってしまうなど、なんとも有能な草だそうです。そう、いわば草の中の草。THE草なのである。
あ、ちなみに僕、モヒートとか飲んだことないんでよく知りません。
こんな素晴らしいミント。これを是非我が職場でも手元において置きたいのだよ!ということで職場でも育ててみました。
株分け用に挿し木苗を準備
今回新たに育てるミントは、スローペースで育てている自宅ミントから、成長した先端部分を切り取り、取れた部分を新たに別の土に植える「挿し木」という方法で育ててみちゃったりなんかしちゃったりしちゃいます。
「水挿し」を使った挿し木苗の作り方
今回は「水挿し」という方法を用い、土に直接挿す前の段階で確実に発根させてから使います。水挿しの際に水をよく吸い上げるよう、切り口は斜めにカットします。また、切る為のハサミやかみそりはできるだけ清潔なものを使うことで、雑菌とかそのへんを漂う汚いなんかに汚染されることを防ぎましょう。腐っちゃうからね。
僕は上記のような方法で「水差し」にして数日置き、根が出てある程度安定してから土に植え替えるようにしている。
ちなみに面倒な場合とか、根が付きやすい時期は、切った挿し木をしばらく水につけて十分に水を吸わせてから植えてもよいでしょう。種類によって20分~2時間程度で良いみたいですよ。
水挿しのざっくりとした手順は下図の通り。
まずはミントをカットします。
説明図通り、茎の下の方の葉は刈り取り、ペットボトルに穴をあけて水に浸します。※この後発根時に穴が小さすぎて取出しづらくなったので、普通のコップみたいな器に水を入れてそこに漬けておくだけで良いと思います。
で、上記のようなことをして4~5日経った挿し木苗がこちら。
しっかり発根した状態。しかも、屋内なのに何故か何者かに食われている。これは見なかったことにしましましょう。
どうしてもミントの芽が出ない場合は促進剤に頼ると成功するかも・・。
もし、色々な方法を試してみても芽が出ない・・・という場合は、ベテランの方によく使われるこのような定評のある発根促進剤を切り口や芽が出るような箇所にまぶしてから挿し木すると案外簡単に成功するかもしれません。
挿し木で株を増やす
根っこもしっかり生えてきたので、ここらへんで受け皿付きの鉢に植え替えていきましょう。
土はどんなものを使ったの?
職場のベランダの直射日光が当たる箇所で育てるため、水切れが起こりにくいように、「目が細かく水持ちの良い土」と「挿し木用の無菌土」を混ぜたものを使います。底部分には多少の酸素確保を考慮してセラミス(粘土を焼いた無菌用土)のようなものを敷いています。
もし、ハーブ用の培養土等を持っていれば、それで良いと思います。
ミントを植え替えて15日放置した結果
上記から15日程度育て、摘芯や摘葉を行ってさらに少しだけ株を増やした状態。
なんだか非常に順調な気がします。なんともさわやかなこの姿!香り!仕事中に緑を眺められるのは本当に良い気分になりますね。目の保養。
しかし、最近やや成長が止まってきてしまったようです。もしかしたら根詰まりを起こしているかもしれません。次回は、根詰まり対策に「植え替え」を行い、この草にカツを入れてみましょうか。
このミントの種類は?
ミントと一口で言っても、クールミントやアップルミント、パイナップルミントにバナナミントと、様々なミントがある様子。もう、この世のほとんどの食物がミントで賄えるのではないかというレベルで侵食されつつあるようです。
さて、そんな数多くあるミントの中でも僕が育てているのは、ペパーミントとかいうやつです。ペパーミントと言えば、ミントの代表格であり王様といえるでしょう。と僕は日ごろから勝手にそう思っています。
これから購入する人は、ホームセンターや苗屋さんに行けば色々な種類があるので、匂いを嗅いで決めれば良いでしょう。
みんなもレッツミント!