本記事は小さな家庭菜園で、そのへんのスーパーで昨年10月~12月に買ってきたサツマイモを使って苗を作り出し、4月以降に植付けて増やし芋を沢山食べようという作戦を立てている「無限増殖サツマイモ」1回目の作業記録です。2月中旬の苗作り作業記録になります。
まとめ仕方なく作る無農薬野菜・サツマイモ2024年2月-2024年12月・現在栽培中
今はこんな段階
芽出しした日
2月12日(現在0日目)
今の状態
昨年冬から保管していた芋を使います。冬の保管は東の5~8℃を下回らないキッチンに後ろに吊るしておいただけですが腐っていません。
今回やったこと
2024年02月12日 作業
芽出し
芽出し用に1片60g程度にカットした芋は、水分がついたままだと腐ってしまうかもしれないので念の為切り口を数時間干したものを使います。適当な容器の底に土を敷いてその上に芋を隙間なく並べます。温度管理の関係で発泡スチロールを使う場合は水抜き穴は開けたほうが良さそうです。
最後に上から薄く土をかけて日中温かい場所に置いたら完成です。むちゃくちゃ簡単。芋が三分の一程度露出するように埋める人もいるようです。水やりは芽が動き始めてからやる予定。
使用する土は水はけの良い土なら何でも良いと思うのですが、芽出し時点では無菌のほうが良いとか肥料分が無い方が良いとか色々あるそうです。私は鹿沼土の中目(細粒がよかったが無かった)と腐葉土と培養土を混ぜたものを使いました。レッツ適当。
使ったもの
- 昨年スーパーで適当に買った芋
- プランター(水抜き穴を開けた発泡スチロールでも良い)
- 鹿沼土(中目・細粒) 7割
- 腐葉土 2割
- 培養土 2割
これからの予定
育苗・ツルを育てる
暖かくなって芽が動いたら水をやったり若干培養土を足してツルをニョキニョキと伸ばしていき、葉がついたらカットして苗にします。何週間かかることやら。
土作り・畝立て
4月になったら植え付けたいので、それまでに土を用意します。肥料分が多い土ではよくないとか、硬い土であるほど芋のなる管が出やすいとか、痩せた土地のほうが甘くなるとか色々言われているので、よく調べて検討します。
本記事で育てている作物・植物の種類
ジャガイモでも同じことを言っているが、野菜なんてどうせ何作ったって全部美味しいよね。サツマイモも例外はなくどうせ美味しいんだから何選んでも良いよ。日本の改良芋は甘みがすごいとか海外で流行ってとかあるらしい。しらないけど。
甘藷(カンショ)とか、本州からしたら薩摩の芋で薩摩芋だろうし、唐芋(カライモ・トウノイモ・トウイモ)と呼ぶ地域では唐の芋だからとかそうじゃないとかなんじゃらかんじゃら諸説あるようで全国的な呼び方はバラバラみたいです。つまり私が広めれば毛根芋ということ。
最近は芋の値段が高いから作れるなら自分で作るのも有りだと思います。
和名 | 薩摩芋・サツマイモ・カンショ・カライモ・トウイモ・トウノイモ・甘藷・唐芋 |
科 | ヒルガオ科 |
属 | サツマイモ属 |
pH | 4.2~7.0(5.5-6.0) |
暖地 | 春 4月、5月、6月 |
温暖地 中間地 | 春 4月、5月、6月 |
寒冷地 | 春 5月、6月 |
寒地 | 春 5月、6月 |
※種袋に書いてあるものや今までの感覚・調べた情報を参考にしているので、一般的な情報と異なる場合もあります。
特徴
痩せた土地でよく育つとされるサツマイモ。きちんと管理すれば前年のツルも翌年の苗として使えるし、適当に購入した芋から春前にツルを伸ばして植え付けて増やすこともできる。1つ苗を作ってしまえば無限に増えるサツマイモ。最強の芋の中の芋。ただし種苗法等の法律のことはよく調べてから実施してください。
pHについて改めて調べてわかったが、様々なデータベースで4.2~7.0が適した土壌酸度とされているみたいで滅茶苦茶範囲が広い。土を雨ざらしにしておくと場所にはよるが私の土地では大体5.5が通常の状態でなので、数値としても間だし無難ということで酸度調整は何もせずに堆肥やぼかしでフカフカにしたら畝だけ立てて植えています。
以前は芋ばかり食べていると太ると言われていたが、繊維質のお陰で最近は痩せる食べ物として流行しているようです。
今まで作った芋
シルクスイート
シルクのように滑らかで甘い。名前から安易にそういった解釈でいるが、実際に食べ比べたことがなく、結局何を食べても美味しいので、ぶっとぶ程おいしいなあとしか思ったことがない。
紅はるか
紅くて甘くてしっとりしていてすごく美味しいなあと思ったが芋なので当たり前。
安納芋
多収の芋に比べると大量には取れないが滅茶苦茶甘くてネットリしていて美味しい。芋だから。
なると金時
すごく甘くてホクホク系。でも焼き方によってはシットリもしている。そして滅茶苦茶美味しい。芋だから。
パープルスイートロード
黄色いサツマイモを作っているつもりで育てたら全部紫だったことがある。食べてみたら甘みが薄く紫芋の中では糖度が高い方らしいが収穫してすぐは本当にTHE芋だった。ただサツマイモは収穫後しばらく保管しておくことで糖度がますもののようなので、2ヶ月程後に食べてみたら甘かった。けどやっぱり薄かった。けど美味しかった。芋だから。
品種の選び方について
何を選んでも美味しい。と言いたいところだが、芋そのもののパサポソが嫌いな人もいると思うので、シットリ系ねっとり系を選んでおけば大概の人の口には合うと思う。ただし焼き方で水分を残す方法だったりも沢山あるようなので、やはり何を選んでもリカバリーできると思う。