誰でもできる、勢いで借りた畑で育てる毎日1本は食べたい長ネギ・根深ネギと葉ネギ(作業1)2024年01月冬の植替えと春まき用の土作り

本記事は小さな家庭菜園で2023年5月に定植して放置してあった春まきネギと2024年3月以降に種まき予定の「春まきネギ」1回目の作業記録です。1月下旬の作業記録になります。

ネギは長期間栽培で、私は収穫しきらず翌年も植えっぱなしにすることが多いので1年を区切りとしてレポートしていきます。

栽培記録まとめ – 毎日1本は食べたいネギ2024年1月-2024年12月・現在栽培中

現在私は、根深ネギと葉ネギの両方を育ていますが、他の野菜と混植して防虫などに利用するためしょっちゅう植え替えているうちにどれがどのネギか分からなくなってしまったので混植状態です。管理方法はいずれも土寄せをして白い部分を伸ばすようにしているので、根深ネギの管理方法を優先しています。

今はこんな段階

種をまいた日(予定)

2月中旬(現在0日目)

今の状態

昨年の春に植え付けてから収穫せずに放置されたネギが少し残っています。本来植え替える必要はないのですが、今ネギがある場所にカリフラワーやブロッコリー・その他諸々を植える予定なのでさっさとどいてもらいます。

今回やったこと

2024年01月29日 作業

土壌酸度の(pH)測定

ここの土の酸度を恐る恐る酸度計で測ったところネギの適正範囲6.0~6.5に入っていましたおめでとう。もし数値が低い場合は石灰等をまいて1週間放置して酸度調整をしましょう。今回は酸度調整はせずにそのまま耕していきます。

土作り1回目(酸度調整・堆肥・元肥(米ぬかぼかし))

酸度調整は今回はしないので米ぬかぼかしを1㎡あたり1握蒔いて耕しました。

土を作ったらもう待てない!すぐに植え替えたいけれど堆肥を入れるとガスが出てネギがやられてしまう…でも堆肥を入れてフカフカにしたいよね。うーんどうしよう。というわけで今回は堆肥は入れず、2月に種まきした分を植え付ける箇所にだけあとで入れます。横着するために必死で考えた末の自分への言い訳。

植替え

耕した場所に1列溝を掘ったら元の場所からぶっすぶっす抜いたネギを立てかけて土をかけるだけです。白い部分を完全に土で隠すことで白い部分がまた伸びます。ただ土は緑の葉の部分にかからないギリギリにかけないと枯れたり傷んだりすることもあるようです。

分蘖(ぶんげつ)といって1本だったはずのネギが2本以上にわれて増えているものもあったのでありがたく割って植え直しました。ラッキー!

使ったもの

これからの予定

種まき

種は2月中旬にセルトレイかポットで適当にまく予定です。直播きのほうが楽そうであれば切り替えるかもしれません。

土作り・畝立て

春に植え付ける予定の場所にのみ堆肥をいれて再度耕します。畝は高くすると土寄せが面倒なので溝を掘ってそこに立てかける方法にする予定です。定植までに間に合わせればよいのでまだしばらく先になりそう。

本記事で育てている作物・植物の種類

ネギは温かい地域では一年中植えることができて、上部を切っても次々生えてくるのでずっと食べられる。分蘖(ぶんげつ)タイプを選べば株ごと無限に増やせるかもしれない。花を咲かせても無限に増やせるかもしれない。知らないけど。

和名ネギ
ヒガンバナ科
ネギ属
pH6.0-6.6
植え付け・種まき時期・葉ネギ
暖地春 種まき 3月、4月
春 植付け 5月、6月
秋 種まき 8月、9月
秋 植付け 10月、11月
温暖地
中間地
春 種まき 3月、4月
春 植付け 5月、6月
秋 種まき 7月、8月、9月
秋 植付け 9月、10月、3月、4月
寒冷地春 種まき 4月、5月、6月
春 植付け 6月、7月、8月、9月
寒地春 種まき 4月、5月、6月
春 植付け 6月、7月、8月
植え付け・種まき時期・根深ネギ・長ネギ
暖地春 種まき 3月、4月
春 植付け 6月、7月
秋 種まき 9月、10月
秋 植付け 3月、4月
温暖地
中間地
春 種まき 3月、4月
春 植付け 7月、8月
秋 種まき 9月、10月
秋 植付け 3月、4月
寒冷地春 種まき 6月、7月
春 植付け 8月、9月
寒地春 種まき 6月、7月
春 植付け 8月、9月

※種袋に書いてあるものや今までの感覚・調べた情報を参考にしているので、一般的な情報と異なる場合もあります。

特徴

前述のように知識がなさすぎて困ってしまったので、ここでは数年育てていて感じていることを紹介します。まず万能!いつあっても良い。極端に寒い時期じゃなければ、思い立った時期に苗が売っていればそれを植えても良いし、種まきの時期であれば種からそだてても大丈夫。更にはそのまま別の植物と一緒に混ぜて植えると、根っこからなんか防虫成分みたいなものが出てくれるという便利すぎる仕様を持っています。

品種の選び方

白い部分が食べたい場合は一本ネギ、長ネギを選び、緑の葉部分が食べたい人は葉ネギを選びましょう。後述しますが増やしたい方法によって、冬を越させて株分けのようなことをしたい場合は分蘖(ぶんげつ)しやすいと言われている葉ネギを選んだり、鍋にしたいのであれば太く短い肉厚のネギを選ぶなどするとよいと思います。最終的に何を作ってもネギの時点で美味しいので満足すると思けどね。

増やし方

白い部分を伸ばす

白い部分だけに土をかければ勝手に伸びる。葉の部分にはかからないようにだけ注意すれば枯れない。通常長ネギがこのタイプだと思うのですが、実際にどれがどれか分からずに育てている中で、葉ネギも同じ管理で白い部分が意外と伸びます。

葉い部分を増やす

上部の緑が大きくなってきたらそこだけを切って食べているうちにまたすぐ緑が生えてくる。葉ネギでも長ネギでも同じです。

種をとってまく

冬の間から肥料をあまりあげないで育てると勝手にネギ坊主ができて花が咲きます。花が枯れたらそこだけ刈り取って適当に干して置けば種がとれるので、それをまけばまたネギが生えます。

分かれたネギを使う

ネギには分蘖(ぶんけつ(正しくはぶんげつ))といって育てているうちに内側から新しいネギが生えてきて中で割れて数本に増えるタイプの品種があるので、割れたものを1本ずつに分けて植え直し増やします。一般的には葉ネギが分蘖しやすいと言われており、分蘖のさせかたも様々な情報があったのですが、乾燥させたり湿度が高かったりとネギにとっての刺激が原因と考えられるようです。

私の環境では、適当に放っておくと毎年冬を越した頃に割れているので何故かと言われると正直なところよくわかりません。

情報について

ネギの情報を調べる際、地域によっても情報によってもあまりに差がありすぎることと、種から始める人もいれば苗から始める人もいて正直なところ情報が錯綜していた。結局いつ種を蒔いていつ植えればいいんだよ!ってなっています。だから上に示した表も例のごとく一例でしかないので、結局は自身でやってみるとか、同じ地域の人に聞いてみたりすることから始めることを勧めます。