こんにちは。
先日、Calbeeの工場直送【業務用ポテトチップス(200g)】というなんとも芳しい名前のポテチが売っているところを、かの有名な映画の舞台にもなった埼玉県の【道の駅いちごの里よしみ】で発見後、光の速さで即買い爆食いした、ポテチ大好き毛根です。
私は、この鮮度抜群ポテチの、直送の暴力によるあまりの美味しさに完全にやられてしまいました。いつまでも食べていたい。動けなくなるまで食べたい。
そして、ある一つの考えに至りました。
ポテトの直送がこれ程までに美味なのであれば、芋の直送はそれを上回る破壊力があるのではないか。
【ジャガイモ(馬鈴薯)栽培】植付け前の種芋と土の準備をしてみた【家庭菜園・畑】
というわけで、早速ジャガイモの種芋3種類を入手し、植付け前の準備を行った様子をお伝えします。
ジャガイモの時期・季節
ジャガイモは【二度芋】の異名を持っており、一般的には寒冷地を除いて1年で2度栽培・収穫することができます。だいたい下の表の通りです。
寒冷地:植付4~5月、収穫7中旬~10月上旬
中間地:植付2~3月、8~9月、収穫5~6月、11~12月
暖地:植付2~3月、8~9月、収穫5~6月、11~12月
ジャガイモの育て方
はじめに、ジャガイモ(馬鈴薯)の基本的な育て方を説明します。説明とはいっても準備段階なのでざっくりとした流れについて書いてみます。
種芋を入手
ジャガイモの種芋は、毎年植付け前になるとホームセンターや苗店、ネットショップなどで種芋として市販されます。 種芋は、法律で厳重に管理され検査を通過したもののみ種芋として売ることができます。種芋として売られていない芋や以前に収穫した芋は、病気にかかっていることがあり、育成不良や収量減少が起こることがあるとされています。更にはウィルスが土壌にも蔓延し、元気な株にまで感染してしまう要因となるようなリスクが高い為、あまり使われません。
種芋の芽出し
ジャガイモの種芋は植え付けの前に、以下のような場所で日光浴を2~3週間程度させることにより少しだけ発芽させておきます。絶対に必要な作業というわけではないのですが、あらかじめ芽出しを行っておくことで植付け後の初期育成段階の成長が良くなる傾向にあります。
1.雨があたらない
2.風通しが良く日差しが当たる
3.気温10℃~20℃程度
具体的な方法としては、外で日光浴させ夜は温かい室内に取り込むか、日光が軽く当たる風通しの良い室内に放置する等、様々な方法があるので、環境ごとに合う方法を見つけましょう。
土の用意
ジャガイモを育てるための土は、植付けのタイミングから逆算して1~2周間前に用意することで、植付けの頃に程よく馴染みスムーズに植え付けることができます。
ジャガイモは一般的にpH5.0~6.0程度の酸性土壌を好む植物なので、酸度計で計測しpH5.0を下回るようであれば必要に応じて石灰で土壌の酸度を調整します。pH7.0を上回るようなアルカリ性に寄っている土壌ではソウカ病等にかかりやすくなるので、必要がなければ石灰は過剰に与えないか施さないほうが無難だと思います。
また、水はけが悪い環境では芋が腐ってしまうことがあるので、水はけの良い環境で育てましょう。 土に迷った場合は、育てる植物が好む 土壌酸度・水はけ・必要な養分を環境ごとにメインで使用する土の特性と比較し、足りない部分を腐葉土・軽石・石灰・肥料・堆肥等で補い、必要以上のものを施さないようにすることで、必要最小限の栽培に適した用土が出来上がります。
プランター・袋栽培の場合
プランターは深さ30センチ以上の底に水抜き穴があるタイプのものを使用します。袋栽培の場合は底に水がたまらないよう抜き穴を開けましょう。
主体となる土は大型プランターなどで培養土を用いるのが簡単です。土を自分でブレンドする場合は赤玉土の小粒~中粒と腐葉土を7:3程度で混ぜ、鉢底には軽石や赤玉土の大粒等の鉢底石を鉢の底が見えなくなる程度に敷くことで水はけを確保しましょう。
畑の場合
畝幅60cmの畝を用意し真ん中に15~30cm程度の溝を掘ります。堆肥は、種芋を植え付ける際にその間に一塊程度置くか、植え付け前の溝の底に牛糞堆肥を薄く敷き、その上に土をかぶせてから植え付けるようにして施します。
ジャガイモは植え付け直後に水を必要としますが、水が多すぎたり水はけが悪いと種芋が腐ってしまい、また葉が出そろってからは乾燥気味に育てます。畝の高さは畑の水はけなどの特徴によって変わってくるので、必要に応じた畝を用意しましょう。ちなみに、30cm以上の高畝にすると排水性は高くなる傾向にあります。また、もともと排水性の高い畑などでは平畝や低い畝に深い溝を掘るような形をとっても良いでしょう。
まとめ
早く大きなジャガイモが実ることを願って土づくりにその気持ちをぶつけたいと思います。これできっと最強のリアル直送ポテチが作れるはずです。ああ待ち遠しい。それはまたの機会に報告したいと思います。
ジャガイモを育てる前の種芋と土の準備はいかがでしたか。自分で作る野菜はおいしいですよ。皆さんも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。